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宝井琴柑二ツ目昇進記念講談会(10年8月28日)

神田神保町は自分にはとても懐かしい街だ。
いまから数十年前、初めて東京に来て以来、お茶の水に知人がいたこともあって、足しげく古本屋に通った。小宮山・八木などいまだに健在なのがうれしい。
路地裏の小さな古本屋も含めて日なが一日、古本屋巡りをしていた。
あのころはペットボトルもなかったし、喫茶店に入ることも少なかったから、喉の渇きはどうしていたのだろう。
思い出せない。
というより、今の人間がみな、「ペットボトル症候群」に陥っているのではないか。
 
今日はそんなころよく通ったうちの一軒、神田古書センターというビル。
小さな古本屋ばかりが集まる雑居ビルだ。
そこの5階に少し前、「らくごカフェ」という、落語関係の喫茶店ができた。
知ってはいたものの、行く機会はなかなかなかった。
 
6月から始まった宝井琴柑さんの二ツ目昇進講談会の、いちおう棹尾を飾る会である。
宴会込みで5000円の30席限定はすぐに完売。
追加で、講談のみの券を2000円で発売。それで行く。
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店内閲覧用の演芸本や、古書、グッズなども販売していて、なかなかおもしろそうである。
なお、店内は「喫茶店」のため、落語会の時もペットボトルを飲むことは禁止されている。
実際やわらかく注意されている人もいた。
喉が渇いてきた。
 
田辺銀冶「仙台の鬼夫婦」
三つあみのお下げで登場。
言い間違えもあったりして、がんばってほしい。
まだまだ話すだけでいっぱいいっぱいです。
宝井琴柑「出世馬喰」
戦国武将加藤嘉明の幼名加藤孫六が馬喰の下働きに雇ってもらい、やがて馬術の腕前を披露して木下藤吉郎に仕官するまでの話。
元気の良さがいい。
宝井琴星「出世浄瑠璃」
琴柑さんの師匠。お見かけしたことはあるが、師匠の講談を聴くのは初めて。
どこかの仕事の後なので、ちょっと飲んでるのか、陽気に話している。
琴柑のブログは小難しい、神田愛山のブログは暗い、そこに行くと自分のは簡単明瞭「本日も自宅待機」(←仕事がないのね)。
浄瑠璃が語れたことが誤解され、大金の給料。そこで奮起した下級武士の話。
芸は身を助く。
宝井琴星・宝井琴柑「山本勘助と川中島」
武田信玄の部下、山本勘助は川中島で「きつつき戦法」を発案、残念ながら上杉謙信に見抜かれて失敗、討ち死にをする話。
これを師匠と弟子の二人で語る。
二人で並んでいる時の琴柑さんの、師匠を見る表情が何ともいえずよかった。
もし言葉にするなら、「おじいちゃん、しっかり」「師匠、変なこと言わないでね」というような、困った風でもあり、いたわしく見ているようでもあり、あたたかく見守っているようでもある、そんな感じだ。
ただし、修羅場を語っている時の師匠の表情、語りはしっかりしていて、さすが師匠と思わせられた。
 
琴柑さんの画像がないとあれなので、以前のオフショットを。
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右のスケキヨは自分である。
 
  …………………………………………………………………………………………………
そのまますずらん通りを歩く。
三省堂の裏に[兵六]という、クーラーどころか扇風機もない居酒屋があり、そこを探すがなかなか見つからず、やっと見つけると休業していた。
さすがに暑すぎるのか
 
お茶の水駅まで歩く。
明治大学のビルはちょっとでかすぎやしませんか。
 
駅前の狭い路地に入ると、立ち飲み屋があった。
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 [一]でピンと読ませるようだ。
ここで今日は羽をたたむ。
ホッピー黒。
それから「ほったらかし煮」というのを頼む。
牛ほほ肉、煮卵、厚揚げをほったらかしでずっと煮ていた、そんなネーミングだろう。
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きくらげだの、木の子だのも入って、まさに「宝石箱」。
わさびを溶いて食べるので独特の辛味あり。美味しい。
ぼんじり。
子持ちヤリイカの一本焼き。
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ももとネギマはタレで。
自家製なのか、定型でなくしかも大ぶりなのがいい。
ホッピー中、おかわり。
 
ホッピー黒  400円
おかわり中  200円
ほったらかし煮 380円
ぼんじり    100円
子持ちヤリイカ焼き 100円
もも・ネギマ  各90円
計1360円
かなり安い。焼き鳥が1本ずつ頼めるのがいい。
店の人たちも礼儀正しく、好感が持てる。
去年できたばかり、「また来ます」と言ってでる。
コワモテそうな人が出口のドアを開けてくれる。
 
(でるときに気がついたが、カウンターの上に吊皮がずらーと並んでいた。立っているのがつらくなると
吊革につかまって呑むのか
)駅前はビルが建設中。
そこにこんな看板というか、貼り紙。
イメージ 7
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コメント

No title

この路地 この建物 いいですね~。
中学・高校時代 お茶の水・神保町界隈には 足繁く通ったのに
こんな路地には まるで気がつきませんでした。
きっと 見ているものが 違ったんでしょうね。
ほったらかし煮 食べてみたいな。

琴柑さん やっぱり かわいい♪
王子の狐さん ラッキーな2ショットですね♪
山本勘助は chobiが大好きな武将。
私も この演目聞いてみたいな~。

No title

琴柑さんのupだー かわいいですねー*^^*
肌がつるつるで羨ましい 王子さんの腕もつるつるなんでしたね^^

【一】いい雰囲気のお店みたいですね お値段もいい感じだし
子持ちヤリイカの一本焼きがシンプルでおいしそう
ほったらかし煮もいいなぁ 家でも作れそうだけど違うんだろうな~
来月にまたまた飲み会があります 今度こそホッピーを!!!

No title

おいらも昔は毎週のように神保町行ってたなぁ~。
でも最近は、古本の購入はネットばかりです。
なにしろ日本全国の古書店の在庫リストを一括検索できるサイトがありますからねぇ。
だから『キッチン南海』・『スヰートポーズ』・『いもや』で空腹を満たしたり、
『さぼうる』や『古瀬戸』で喉を潤す事も無くなってしまいました。
う~ん、そう考えると実に淋しい。
久々に神保町をブラブラしたくなりました!
それにしても『一』!
焼き鳥90円~とは実にリーズナブル! 「ほったらかし煮」もウマそう!

No title

「仙台の鬼夫婦」という文字を見て あっ次コレ飲もーと思ってしまいました(笑)先ほど秋田の純米酒「仙台坊主」を飲んだので…

やはり可愛過ぎる落語家さん… フフフ

営業時間が3時~いいですね。じゃ明日の3時にみなさんこちらでお会いしましょう!

角ハイゲタってハイボールとゲタカルビのことですか?

No title

yoyoさま。
いくら私服通学とは言え、花の女子中高生が路地裏をさまよってはいけません。危険です。
とはいえ、その頃とお茶の水は大きく変貌したでしょうね。

山本勘助がchobiくん、お好きとは。
自分は全く知らなかったです。

No title

RINKOさま。
今日も別の店ですじ肉を煮たのがありましたが、やはり家でやるのと加熱時間が違いますよね。
家だとちょっともったいないです。

はい。すべすべ肌のアベックと呼んでください。

No title

ビーグルさま。
スヰートポーズ、前を通りがかりましたが、まだ健在の様子でした。
このご時世、いつ名店が閉店になってもおかしくないですからねえ。
またぜひ、神保町をそぞろ歩いてくださいませ。
想い出のお店が健在なうちに。

No title

オニ母さま。

実はこのたび、わたくし、琴柑と結婚することになりまして。
ついてはオニ母さまにぜひ披露宴でスピーチをお願いしたく……と言ってみたいですねえええ。

ちなみに彼女は山形大学を卒業した才女であります。

角ハイゲタとは2杯のことですね。
(あの看板のすみの小さい文字まで読まれるところにオニ母さまのすごさがあります)
つまりねぎま1本と枝豆1人前、角ハイボール2杯で930円なのですね。
〓(←文字化けしないかな)をゲタと言い、2のことですね。

No title

噺家さんの結婚式でスピーチ!辞退させていただきます。
代わりに落語でも一席。(チャレンジャー)

ねぎまピンでしたね。ねぎまビンでねぎまと瓶ビールかと(笑)
老眼でしょうか…(悲)

No title

オニ母さま。
凄いチャレンジャーですね。
でも、案外喜ばれるかも。
落語家の集まりで落語家本人が落語をする…こっちの方がチャレンジャーですよね。

きっとビールを飲みたいという思いがビールと読ませたのですね(贋フロイト)。

No title

可愛らしい方ですね~(*^_^*)
私服だととても落語をされている方には見えませんね♪
御茶ノ水でも探せばこんなに安くておいしいお店があるんですね。
王子の狐さんはお店をみつけるのが上手いな~(^O^)

No title

AYAさま。
え~っと。講談です。
講釈師ですね。

店を見つけるまではかなり歩きます。
何やってんだ? もう帰ろうか、とか、どこでもいいじゃんという気持ちになることもしばしばです。

No title

今度は可愛い講釈師ですな(^u^)
好きですねぇ。。。

神保町は働いていた時仕事でよく行きましたが
時間に追われて街並みをじっくり見たことはなかったなぁ。。。

No title

ina*inaさま。
いちおう「後援会支部長」を自称している身としては、
「あなたの芸に惚れているのだ」と言っています。
優等生な答弁でしょ(笑)。

No title

講談師というジャンルがあるんですか、初耳でした(^^ゞ
wikiで調べて、落語との違いを見たらよくわかりました(*^_^*)
それを見ると講談師は男性的な感じがしますが、女性もいらっしゃるんですね~

No title

AYAさま。
実は講談師は、いまや女性の方が多いぐらいなんですよ。
たとえば「ちびまる子」のお母さんの声は一龍斎貞友という講談師です。
男の講談師は「もっと男を」と言い、危機的な状況だと思っているようですが…。

No title

神保町はよく歩きました。
娘の塾のテスト振り替えがあると、ついこっちまで足が伸びてしまいます。
こんな場所もあるんですねえ。
知らないことだらけです。。

No title

みみうさぎさま。
おそらくテストの時間はまだ開いてないかも。
また、路地裏をめぐる母親風というのもちょっと、怖いものがありますよね(お互いに)。

No title

路地裏をめぐる母親です。すでに。。。
あっちこっち冒険しています。たまに余計な交通費がかかりますけどね。

No title

みみうさぎさま。
路地裏巡りですか。
ではもし母親風の人にすれ違った時は
小さな声で「みみうさぎ?」とささやきますので
「あんなはきつね?」と返してください。

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王子の狐

Author:王子の狐
Yahoo!からの引っ越しです。
現在は東京・神奈川での飲み食いの記事中心。
昼は人形町、夜はあちこちに出没しています。

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