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関東学院六浦中学 学校説明会その42 (10年10月18日)

関東学院の中高はふたつある。
ひとつは地名がなにもつかないが、区別するために「三春台」と呼ばれる関東学院中学校。
最寄駅はかつては歓楽街だった黄金町。
今は「浄化」されたようで、ちょっとさみしい。
…この表現は誤解を招く。自分は売春を奨励してるわけではないし、風俗に行きたいわけでもない。ただ、そんな「妖しい」雰囲気が、からーっと明るくなるのが、さみしいのだ。
路地や横丁が消え、大きな商業ビルのたちまちになることへのさみしさに近い。今の、たとえば横浜市戸塚駅前に魅力はあるのか?
 
話がずれた。もうひとつは金沢八景にある、関東学院六浦中学校
大学の敷地もここにある。
同じ大学の系列だが、現場の交流はほとんどないようだ。
三春台が早くから他大学進学に舵を切っていたのに対して、「関東に行ける」を売り物にしていたために、大きく出遅れた。
ラグビーで有名な関東学院大学だが、それを除くと「そこに行くための付属校なの?」であろう。
ようやく近年、他大学に行かせることを中心に置くようになった。
 
ただ、物知り仲間によると、ちょっとピントはずれなところもある。
かなり昔のある年、午後入試を始めた。ところがとうてい、午前中にどこかを受けた生徒が間に合わない時間の開始だ。なぜその時間に設定したか? 
日曜なので、午前中にお祈りをするためだ(プロテスタント校にとって、日曜の礼拝はとても大切)。だったら、もっと早くにさっさとやってしまえ。
または、日曜に入試をするな。こんなところにこの学校の「ちょっとなあ」なところがある。
 
いつもは横浜シーサイドラインという電車で来ていたが、今日は京急の金沢八景駅から歩く。
徒歩15分。
循環バスがあるが、お金を払う距離ではない。
海べりを歩くので気持ちいい。
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これがシーサイドラインだ。
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何だろう、この赤い花。近寄って見る。
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街路樹なんだから名札をかけて欲しい。実際横の木には「やえざくら」なんて札がある。
…でも潮の香り、磯の匂いといったほうがいいか、嗅いでいると郷愁のようなものを感じるねえ。
というところで、学校到着。
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古い校門を通ると、
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広いグラウンド。サッカーの試合場が2面とれるか。
奥の大きな建物は大学。
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中高はこの校門をまたくぐる。
 
校長先生は三春台に40年近くいて、教頭を務め、今年校長に就任。きっと幹部たち(または信者)は転勤があるのだろう。
「今年は定員割れを起こしたが、就任以来よく見ると、低偏差値の子へのケアはよくやられている。個々の教師の取り組みはいいのだが、学校全体のものになっていない」と。
外部からの目にさらされることで、改革されていけばいいのだが。
 
新体制4年目との話が学習進路指導部の先生から。
なぜか中3・高1の期間だけ、「アドバンスクラス」を設置。高2からはまた普通のクラス分けにする。これがよくわからない。「アドバンスはできる子を伸ばすため。高2でこれをなくし、全体の底上げを図る。特進で一部の子だけを合格させるのではない」と言うお題目はいいのだが。じゃあ「アドバンス」なんていらないじゃないか。
 
入試広報部長は塾から転身。公立一貫校の参入は「多くの私学がぶれた結果」と力説する。
ぶれの中に、山手学院が入試日程をいじり、今までの偏差値表と異なるようになった、とか、「神奈川の私学のパワーバランスが壊れ、共生できなくなった」というが、それはちがうんじゃあないか。
仲よし同盟ではないのだ。生き残りをかけた戦いなのだ。「今までにない日程を設定されて偏差値を釣り上げては困る」と嘆くのは定員割れの恨み節でしかない。
しかも、偏差値を乱高下させるのは、自分がもといた日能研入試情報センターのお家芸ではないか。
自分がやっていたことを、私学の側に回ったからそれは困る、は節操がない。
あ、ご存じのない方のために言っておくと、
四谷の偏差値は生の数字であるために、後半の日程のレベルが信用できないことがある。
日能研は作為的にある学校を高くしたり、低くしたりの「政治」を行う。うのみにはできない学校も多い。
これは日能研を批判しているのではなく、私学と私塾に関係しているものならば知らない者のいない、周知の事実だ。
「インターネットの情報は信じるな」、これは同感。
たとえば小泉の息子が今度当選したが、彼は関東六浦から関東大学卒業。ところが、「六浦を見限って外へ出た」と流布するわけだ。真実を知らない親はそれを信じる。
匿名の、さも内部を知ってます的な情報は、ぜひ皆さんもうのみにしないでください。
 
ただ、「神奈川私学混沌を機に、偏差値○○以下の学校は受けない」という考えと戦う、というのはどうかな。合格者が多く抜け、繰り上がりを17名も出さなければならなかった、それでも定員割れしたのは、この学校に魅力を感じなかったからではないか、と猛省してほしい。
決して他の学校のせいでも、親や塾の考え不足のせいでもないのだ。
 
今日の話の中で「偏差値で大学を選ばせない」「中学も偏差値で選ばない」的な話が何度も出た。
ただ、「偏差値、偏差値」と言えば言うほど「偏差値」にこだわっているのはあなたがたでしょう、と言いたくなる。
お里が知れる、というわけか。
その証拠に「大学実績」の一覧表。「偏差値にとらわれずに進路指導」というなら、他校のようにすべての学校を50音順にすればいい。
ところが、国公立・早慶上理ICU・GMARCH・日東駒専・成成明武…なんてグルーピング順に載せてある。
そもそも「大東亜帝国」なんてくくりは何十年前のものだよ、と言いたくなる。
(今の若い人はご存じないかもなので、注釈。大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘の略。昔は関東上流江戸桜なんてのもあった。大学入試が困難な頃ね)
これが高レベルの大学にこだわっていなくてなんであろうか。
 
あ、また悪口が過ぎる、と言われそうだ。
この学校は嫌いではない。だからこそ、神奈川私学の隆盛を願うものとしての苦言である。
「説明会当日、ピシッとした姿で授業に臨むよう指導した方がいいのではないかとも言われるが、生の姿を見て欲しい。変な服装・髪型の子もいるがそれも現実。そのうえで選んでほしい」という、愚直な姿に共感するものである。
 
説明会前に窓の外を見ていると、向こうの方の渡り廊下で二人の女子生徒がこちらを見ている。手を振ってくるので、自分を見ているとわかり、手を振り返す。喜んで、投げキッスをしてくるので、投げ返した。こんな陽気な学院が、自分は好きだなあ。あ、ダメですか。
 
三春台の良さも取り入れ、また、この大学の施設もある広大なキャンパスや海の近くという立地の良さも取り入れれば、付加価値のある私学になるのでは、と新校長先生に申し上げた。
「共生」「奉仕」「平和」という、キリスト教主義の旗の下、まだまだ復活のチャンスはあると思いたい。ちょっと僻地だけどね。
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コメント

No title

英検の2次で関東学院大学だか六浦だかに行ったことあります。
校舎はキレイでした。
私は、三春台を受けましたよー。
六浦と山手って同じくらいだと思っていた私にとって、
六浦がこんなに下がって居るんだーって言うのは、ある意味驚きです。
海が近くって良い雰囲気な学校ですよね。
小泉人気にあやかれるといいのになー。

No title

みみうさぎさま。
六浦と山手が同じ、というのはすごい昔ですね。
かなり以前から山手の方が上ですよ。
むしろ、三春台の凋落のほうが、みみうさぎさんの頃と比べると凄いと思います。

No title

偏差値にこだわらない…と言い切れるのは 難関校だけでしょうね ^^;
学校選択する際に 偏差値にこだわるつもりはありませんが、
○○以上という線引きをするのは うちだけではないでしょう。
それにあわせて 努力をするわけだし。

友達が金沢八景に住んでいます。
いいところですねー。
毎日が 行楽気分になりそうです ^^;

No title

四谷の後半の偏差値が当てにならないのはなぜですか?
全く受験に無知ですみません^^;
日能研が偏差値を操作しているのも知りませんでした
それは四谷では低いのに日能研では高くなってるって事ですよね?
偏差値の高い生徒が欲しいからそうするんでしょうか?

女生徒2人からの投げキッス 良かったですねー^0^
私もそんな雰囲気の学校好きです^^

No title

何の木でしょうね?
葉はユーカリのようにみえるけど赤い花は付けないし、合歓だと葉っぱが違う…

前の会社が元首相の後援会でした。今は息子さんの(生シンジロ―君はカッコイイデス)
社長の御子息は皆さんこちらの学校でした。

学校の情報は現在通う知り合いがいるのが一番信用できるかなぁ?
そんなに色々な学校に通う知り合いはいませんが…

No title

そうなんですね。
イメージ的には、同じくらいの学力の子が入るのかと思っていた私
(なぜなら、山手も六浦もちょっと遠いから却下だったからでしょうねえ。)
先日、Yの偏差値表で、山手の偏差値にびっくりした1人です。
私が、三春台、Kを受けた時は、Nの応援団がたくさんいて、
特に三春台!は行列が凄かったのを覚えています。
うちの母校は、Nの先生は2人だけ。
私の塾は応援隊もなくさみしく行きました。
特に三春台、Nの先生方が、校門の中だったので、Nと仲良しなんだなーって思っていました。(当時小学生)
うちの母校は、当時からNの先生を校門の外でしたので、
Nとの距離ってあるんだなーと。

きっと、今も滑り止めにもしてもらえないんだなーって思っていた私です。

No title

あざ~ス。いつも勉強になります(^^ゞ

偏差値、最初は線引きしてましたが
いろんな学校の説明会に参加するにつれ
その線の下に校風やカリキュラムの良い学校を
見つけたりして・・・偏差値をとるか校風をとるか
葛藤の日々でした。。。

入試や説明会の日程って「あら?」と
思うこと多々ありです。
1月10日に直前説明会をする都内校。。。
埼玉で受験中なんですけど・・・みたいな?

No title

偏差値って操作するものなんですか。
よくわからないけど、偏差値表と子どもの成績を比べてもあまり意味がないと言うことでしょうか。。
「○○以下の学校は受けない」はうちも言ってます。。。

No title

yoyoさま。
一定の大学実績を出して初めて「進学だけの学校ではない」と言えるし、ある程度の偏差値を持ってこそ「偏差値で選ぶな」と言えると思います。
女子校は偏差値と学校の良さはリンクしないところがありますが、男子は偏差値が下がれば下がるほどズボンも下がる、これ小生の持論です。

No title

RINKOさま。
たとえば学校の希望校を書きます(同一日不可)。3次募集でかりにAという学校をエントリーします。可能性80と出ます。
昨年の合格した生徒の偏差値をもとに判定したものですが、さて、昨年の合格者が初めて3次で受験したのか、1次・2次と受けたので拾ってもらえたのかは集計なしで、単に3次に偏差値○○の子が受かったというデータだけで判定されますから、結果として後半の日程は甘くなります。そういうところも加味して手作業でいじるのが、日能研の良さでもあります。
これと似たことは埼玉栄の先生も言っています。

http://blogs.yahoo.co.jp/kkwrw878/19053019.html

No title

オニ母さま。
そうですねえ。でもその知り合いも客観的な評価ではなく、我が子と合うかどうかでしょうからねえ。
校門で生徒を何人も捕まえて聴いてみますか。
絶対怪しい勧誘と思って、警備員が来るでしょうねえ。

No title

みみうさぎさま。
三春台は基本Nだけに限らず入試激励に親切です。
正門で激励していたら、裏門からも来るので、合流する上の方で待て、とか、終わったら食堂にケーキとコーヒーがあるので食べていけとか、そんな時代がありました。
まあ、みみさんのころは神奈川はNが牛耳っていたので、とりわけ親切だったかもしれませんがね。

No title

ina*inaさま。
まあ、偏差値なんてその日程のものですから、「すべての学校は2月1日の一回だけしか入試できない」となったら、ランキング大きく変わりますよお。
やっぱ相性でしょう。

まあ、入試の連れて行き時刻は早いので
「栄東や大宮開成に連れて行った帰りに本校で説明会をどうぞ。説明会後迎えに行っても間に合いますよ」の親切だったりして(笑)。

No title

ちょこさま。
参考にする。目安にする。しかし、盲信はしない、という感じですかねえ。
あくまでもその塾のテストでの結果であり、過去問とはリンクしてないわけで。
たとえば、四谷の国語のテストで、麻布の、雙葉の、学習院女子の、武蔵の判定を…となると無理ですよね。
過去問でどれだけ取れるかを、判断材料にしましょう。
さあ、自分も今から徹夜で過去問添削です。

No title

これ、蒲桃(ふともも)科のブラシの木って言います。瓶などを洗うブラシに良く似てますでしょう。

No title

ゆきうさぎさま。
なるほど。ブラシの木ですか…。
正式名称がそれだなんて、ユーモアのある人が名付けたのですね。
こんなブログを読んでいただいたことに、また教えていただいたことに深くお礼申しあげます。
ありがとうございます。

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王子の狐

Author:王子の狐
Yahoo!からの引っ越しです。
現在は東京・神奈川での飲み食いの記事中心。
昼は人形町、夜はあちこちに出没しています。

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