FC2ブログ

記事一覧

中華街でランチ8[福亭] ~ 志の八独演会(12年1月28日)

前回のピザの記事の「再度チャンスを」は今日の記事につながる。
最後までお読みいただけるとお分かりいただけます(引っ張るなよ)。
 
昨年の版画ラリーの景品を取りに行かなければいけない。
全画廊制覇したので、賞品の版画に額装してくださるのだ。
気がつけば受け取り期限過ぎてる、なんてよくありがちな自分だ。早め早め、と行く。
受け取りは毎年<岩崎博物館>。
お姉さんが笑顔で「額装もしてますからね
」とほほ笑んでくれるが、
いざとなるとかすれ声であわあわ言うしかできない自分である(毎度のこと)。
 
今年の賞品版画は海老塚耕一氏。
イメージ 1
「みなとみらい・雨の夜」そんな感じだ(仮題だよ)。
みなとみらいが見えるところで、雨の中、悲しい訣れをしたのか…。
雨の夜、楽しかった過去のみなとみらいを追想しているのか…。
 
最近、あおい輝彦の「二人の世界」がなぜか鼻歌で出てくる。
「二人の世ぇ界があ~るか~ら、だ~かぁら明日にか~け~るんだ~」
71年の歌だから、40以下の人にはわからないかな。
元祖ジャニーズアイドルである。
 
その足で、代官橋を渡って、中華街へ。
いつもの画廊へ。
タガワマコト作品展「月と猫」 <art Truth>
イメージ 2
作家さんもいて「父の死と、友人との別れと、大きく違うものと思っていたが、父が死んでから、もう会えないことにおいては同等だと思うようになった」というようなことを語っておられた。
 
今日の連作も、飼っていた猫がいなくなった。また会いたくて猫の絵をいくつも描いた。
猫もまた少年に会いたくて探し回っているが、月が「もう二度と会えないのだ」と語る、そんな作品だった(文も田川氏)。
 
うちもよく猫がいなくなって、大魔王が悲しげに名前を呼んでいるので、気持ちはよくわかる。
絵本になったら買いたいと思う。
 
さあ、ランチでも食べるか。
と言いつつもう3時半を回っているからなあ。
関帝廟の近くの中山路にあった。
福亭
イメージ 5
イメージ 6
「チャーシューメンください」
イメージ 7
あとから来た家族4人は、机の上に高い値段のメニューしかなくて戸惑っているようだ。
「あのう…外にあったメニューはないんでしょうか…」
罠にかかんなかったね。お姉さんが、ホイ、とそのメニュー(さっきのラーメンのメニュー)を渡す。
イメージ 8
イメージ 9
麺は細ほぼストレート麺。チャーシューは美味しい。
スープはほぼ、炒飯のスープって感じのすきとおったしょうゆ味。
きわめてシンプルな、街のラーメンって感じ。
ジャンルを永昌源のHPで見ても広東・四川・福建となっているから、その点でも街の中華屋だな。
いや、これは悪口ではないのよ。
「普通のラーメンが食べたいなあ」と思ったら、中華街に来ればいいのです。
イメージ 10
お、杏仁豆腐も付くのね。500円
美味しゅういただきました
 
元町商店街のスタバと違って、中華街のスタバはほとんど混まないので、愛用している。
今日もそのつもりで訪れたら、長蛇の列。
春節(旧正月)おそるべし
街も人でいっぱいだったし。
さっきの[福亭]も2階で大人数の宴会のようだった。
そんなとき、自分にはリザーブがあるのだ。
河岸通りにある[LAUNCH PAD cafe]。
今日は荒井みよ子作品展をやっていた。
イメージ 11
ここのラージコーヒーはスタバの一番大きなサイズに迫る勢いだ。430円
ビールもカクテルもあるのですが、仕事を。
コーヒーを持ってきたお姉さんが
「今日は絵をご覧にいっらっしゃったのですか
「それもありますが…ここでもあった版画ラリーの景品をもらったので、そのお礼参りを」
「そうですか。ごゆっくり」
 
となりにきたおばさまはやがて若い男が次つぎと、計3人。
はべらせて談笑している。
大学生に囲まれて仕事しているというオニ母さんもこんな感じなのだろうか。
 
6時近くまで頑張って仕事を。お、日が沈むと店も暗くするのね。
眼がつかれると、荒井みよ子さんのパステル風の絵を見る。
イメージ 3
 
男ひとりの客はほとんどいない店だけど、
自分は落ちつくんだよなあ。
ハート型のクッションに肘を載せたりしながら。
 
まあ、男ひとりの客なんてめったにいないから、
お姉さんも「何の用?」と聞いたのだろうが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
関内ホールまで歩く
途中、加賀町警察署のところ
イメージ 4
 綺麗な電飾である。
 
関内ホールにつく。かなりの行列ではある。
「しのはちの新年会」
イメージ 12
実は彼は立川志の輔師の弟子の二ツ目。
白楽の銭湯寄席のレギュラーでもある。
昨年6月泥酔して不祥事を起こし、警察に現行犯逮捕された。
その後、謹慎期間があって、やっとこの会から落語をやることを師匠から許されたのだ。
彼の事件に顔見知りの誰もが驚き、心を痛めた。
会の冒頭、低くした高座でその間の経緯を語る。
釈放後すぐ師匠に破門の覚悟で報告。
「住人の方への贖罪」「謹慎」「酒を断つ」を条件に、落語家を続けることを許された。
その謹慎中、いかに自分が落語が好きなのかということを自覚させられた、そんな話をした。
 
幕が下り、再び高い高座を設営したあとは「酒のネタはしますよ」と「禁酒番屋」
そして、お前が断酒するならおれも飲まない、と言って数日後飲んでいた親父、地下鉄ブルーラインの車内電光板で息子のニュースが流れたと聞き、「やった~」となぜか喜んだ?という母親への感謝として「二十四孝」
そして仲入り後に「芝浜」。この噺は故立川談志家元(彼の大師匠に当たる)の持ちネタだが、下げは酒を絶った主人公が、女房に勧められ、呑もうと口を近づけて「よそう、また夢になるといけねえ」という有名なものだ。
彼は今日は違うバージョンとして「よそう、落語家、続けられなくなる」だったかな、にした。
 
酒のネタはもうしない方がいいのかと思ったこともあったが、家元が「落語は人間の業の肯定である」といったように、恥ずかしい自分と向き合うためにも、やっていきたい、そんな話をした。
 
彼が復帰するには7ヶ月は早すぎると言う意見もあるだろうし、一生酒を断つという条件もどうなのかという意見もあるだろう。
しかし、好きな酒を絶ってまで落語を選択した彼を応援したいし、引退するにはその才能は惜しい。
われわれ一般人と違い、与えられた「再度チャンス」。ぜひ生かして芸道精進してほしいものだ、と、客席の拍手はいつまでも続いた。
イメージ 13
スポンサーサイト



コメント

No title

お酒での失敗ってずーっと言われそうですよね!(私も誰かから言われてるかも)ゾーッ!

落語をとった再度チャンス!立派ですよねー。

旧正月かー!もうそんな時期でした。

No title

私も昨日中華街に行ってきました(#^.^#)
すごい人でしたね~!
「安心安全」のイルミ、綺麗でしたね♪
お酒好きな人がお酒を断つことって相当な意思の強さがいりますよね。
負けずに頑張ってほしいですね!

No title

お酒で失敗をする人は多いと思うけれど、警察沙汰はいけませんね。
コレから、頑張って欲しいですね~

王子さまやypppさんのブログを読むと
お腹が空きます(笑

No title

若い頃 多少踏み外してしまうのは しょうがない…と思う私が甘いのでしょうか?^^;

裸になる人は よくいますよね~。
酒乱も 多いし、盗癖がある人もいますよね。
バス停を ひとつづつ動かしてあるいたり、
商店街に飾ってある花を盗んできて お前にやるよと渡されたし、
一番ひどかったのは 車を盗もうとしていた現場を発見。
必死に取り押さえた 覚えもあります。
盗癖のある彼は 現在 ○井物産の部長です…。。

No title

酒の席は楽しいのがいいですね。
周りに迷惑や不愉快な思いをさせる人は
飲んでほしくないですね。
笑い話や思い出になるのは本人達だけですからね。。。

…と、ちょっと辛口になってしまった^_^;
酒癖悪いのに苦労かけられてるのでつい…。

No title

mimiさま。
ここの画廊はなぜか猫の絵の個展が多く開かれます。
類は画家を呼ぶ?

No title

RINKOさま。
彼よりも犯行は重いです。
自分も、こんな両親、落語らしくて好きです。

No title

ryo-koさま。
中華街ご無沙汰ですか。
ぜひお越しください。
今や「すしざんまい」もあるほど変わってしまいました。

No title

ymppさま。
基本自分ひとりでは同じ店に入らない、「中華コンプリート」です。
たくさんあるので、潰れる前に入れるか、の時間との闘いです。

No title

オニ母さま。
「冤罪と言ってくれる人もいましたが、立派な犯罪です」と自分でも言っていました。詳細はお会いした折に(←オニ母さんの手法)。

むろん男子学生に取り巻かれるオニ母さんもステキ系ですよ。

No title

マー君ママさま。
禍根を上回る実績を残せば、評価が変わります。
寺山修司も覗きで捕まりましたが、今やそんなことを言う人はいませんよね。

No title

AYAさま。
おお、中華街にいらっしゃいましたか。ご連絡いただければ、焼き小龍包でもごちそうしましたのに。
なあに、江戸清の肉まんでも大丈夫ですよ。

相当な意思です。自分なら負けてしまいそうです。

No title

samさま。
それはおひとりですごしておられるからですよ。
ymと二人で、いくらでもおもてなし致しましたのに。

No title

yoyoさま。
学生時代は許してもらえたことが、社会人になると駄目ですよねえ。
でも、たいていの罪は取り返しがつく社会のほうが、息苦しくなくていいですよね。

No title

ina*inaさま。
あらら、迷惑をこうむってらっしゃるって、まさか夫さまですか。
うちのオヤジも酒乱で、若い頃は迷惑しました。

No title

前記事と、この記事を続けて読みました。
『再度チャンスを…』これによって、人って変われるんですよね。
もちろん、『誰かが助けてくれる』とか『チャンスは2度3度!』っていう甘っちょろい考えの人には与えてはいけないけれど…。
な~んとも、ジーンってきました。

No title

ivyさま。
さすがです。ありがとうございます。行間を読んでいただき、ジーンとなっていただきありがとうございます。
自分が「もう一度」と思うのは自戒したいものですが、傍らのひとが「もう一度」と立ち上がるのは応援したいと思います。
いつの間にか、世の中がひどく不寛容な雰囲気になってしまっていると思います。
せめて自分の心の中は寛容でありたいと思います。

No title

ナイショさま。
ありがとうございます。
いまはただ我が愛娘愛息子とブロ友さんたちの幸多かれ、を祈るばかりです。
自分は沢山の悲喜をみてきましたが、ほとんどの方には初体験でしょうから、キツいはずです。

No title

あの、場所にいたのですね。志の八さんは、さがみはら若手落語家選手権を取って
その後地獄を見たわけで、個人的にはいい時期にしくじったなと思いました。
私だけかもしれませんが、あの「芝浜」は家元が乗り移っていたように感じました。

No title

よしりんさま。
将軍様もお行きでしたか。
確かに、家元の十八番の芝浜をやる勇気と、酒でしくじる噺をやる勇気とを感じ、熱演でした。
これを機に、一回りもふたまわりも大きくなって欲しいですよね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

王子の狐

Author:王子の狐
Yahoo!からの引っ越しです。
現在は東京・神奈川での飲み食いの記事中心。
昼は人形町、夜はあちこちに出没しています。

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ