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大宮 いづみや2軒をはしごで朝呑み

以前、大宮に来た時、駅前にあるその存在感が気になっていた。
しかし、機会もないまま時は流れた。
やがて、その店が日暮里[いづみや]と関連する店であり、朝から飲める店だということもわかり、「酒場放浪記」でも取り上げられて、ますます行きたくなった。
そしてやっとそのときが来たのが10日の土曜日のことだ。
 
大宮に着いたとき、10時よりも少し前だったが、まあ店の前まで来て見ようと行ってみると、なんともうのれんが出て、提灯に灯りがともされているではないか。
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はやる心を押さえて横断歩道を渡る。 
[いづみや第二支店]
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お酒、生ビール、お食事、とある。
いわば、駅前食堂が飲み屋になった、という図ね。
入るとそこそこの方がひとりで、またふたりで呑んでいる。
むろんだれも朝ご飯など食べてはいない。
端っこの壁に向かうカウンターが空いていた。
貼り紙を見て「特撰」と言う。
冷や?と聞かれて、「ぬる燗できます?」と聞くと「できるけど、(わざわざ)冷やしてある」というので、ああこれは面倒くさいのだなと、「じゃ冷やで」
コップと小皿、そして一升瓶を持ってきて、ほぼ注ぎ終える頃になって、この方「あ、間違えた」
上撰を入れたのだ。「上撰ばかり出るから」。しばし間と沈黙。
(瓶に戻せるのか?)と思った自分が「これでいいです」
おばさんは特に感謝の意を示すでもなく、と言うか、どころか、と言うべきか「20円安いから」
上撰を頼んで、誤って特撰が入れられ、20円高いけど、上撰の値段でイイですよ、こういうのはよくある。20円安い酒が供され、「20円安いから」はどういう流れの(神経の)発言だろうと思うが、まあたいていのことは酒に流す自分なので、気にしないでおこう。
「初めから(伝票に)280円って書いてる」と自分でも驚いてるんですが、要するにそういう人なのでしょう。
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さて、たくさんのつまみの中から何を選ぶか? 
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お腹は空いている。 
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ふたつ頼みまして。 
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〆鯖
6切れですか。かなりのボリューム。
いわゆるきちっと〆てるタイプ。 
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もつ煮込み
「いづみや名代」とあれば頼みますよね。
あとから来たお客さんもほとんど頼んでいた。
来れ170円ときわめて安価でありながら、モツの臭みは全くなく汁まで美味しい逸品でした。 
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玉露割り
セーブを考えて日本酒に行かないのです。知性派なのである(笑)。 
 
自分から見えにくい位置にテレビがあって「途中下車の旅」。
おひょいのナレーションを聞きながら呑むとは、考えてもみなかったな。
だいたい、呑んでいるときは「相棒」。こればかりですから。
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卓上3兄弟。真ん中は胡椒かな。
ふたに錐で穴があけてある。
これあとで重要なアイテムだから覚えておいてください。 
そして迷った結果、もう一品はこれにしました。
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餃子
これ、むろん冷凍だろうが、なかなかおいしい。 
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こういう伝票です。
これを持って店の真ん中あたりにある会計場まで行く。
上撰 280円
玉露割り 350円
〆鯖 330円
もつ煮込み 170円 
餃子 330円
計 1460円
ごちそうさまでした
 
そしてまさにカニ。隣りの店に。
[いづみや本店]
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「大衆食堂」「大衆酒亭」 とある。
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この「栄冠」、調べてもわからないのですが、誰かご教示ください。 
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こちらはチャーハンやラーメン、定食などもあってかなり食堂に近いね。
 
入って、店の規模は「第二」の方が大きい感じ。あちらはふたつに分かれていたようだが、こちらはワンフロア。
そして、何よりも違うのは飲みもののメニューを探しながら
「なっに、しようかな~」とつぶやくと、おばさん「なっに、しようかな~」と復唱して「お酒はあっち」。
笑顔なのである。
さきほどの、塩対応というような感じとは大違いなのである。
一見も常連も分け隔てなく接する笑顔。
こちらは特撰はなかったから「上撰」。
「常温でいい?」
いいですいいです。何でもいいです。
ほとんどの共通メニューは値段が一緒だったが、なぜか上撰は「第二」よりも10円安かった。
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上撰・冷奴 
奴が木綿なのはうれしい。自分冷奴は木綿派。鍋もそう。
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なんというメニューの多さでしょう。隣りと共通するメニューもあれば、お互い独自のものもある。 
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わかめときゅうりの酢の物 
「酢の物」と頼むと何度も聞き返され、何度も発言。
「自分の発音悪いですか?」と問うと
「自分の耳が悪いのよ」
そんな感じなのである。
あとで3人で来た人たちに「予約席」と書かれたテーブルを勧める。
いいの?と躊躇する3人に「いいのいいの」。
万事この感じなのである。
 
そして「わかめときゅうり」と名乗っているのにタコが入っているのである。
あとで「タコの酢の物」を頼む方がいて、ちらっと見たらさすがにタコが多かったのだが、値段安くてタコまで入っていたら、そりゃあこっちでしょう。
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こちら厨房。
若いお二人が来て、ビール1本頼んで、ふたりとも「定食」を食べている。 
そういう使い方が出来るのも、この店の「大衆食堂」としての顔か。
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こちらの会計場もムードがある。 
ただ、見ていて興味深いお客もいらっしゃる。
先ほどの七味の瓶。
レバ串でしょうか、それにかけようとしてふたを開けてそのまま逆さまに。
むろん、ひと瓶全てお皿の上に山になる。
おじさん苦笑いして、山の下の串2本をどけて…。
周りを見てこの状況を誰かと共有したいが、だれも振り向かない。離れた席の自分だけが見ている。
どうするのか?
注目していると、やがて通りかかったおばさん(自分の応対とは違う方)が
「なぁにやってんの!」と叱って皿をさげられました。
 
また、スマホでゲームかビデオか見てる人もいまして、それはいいんですが音を出して見ている。イヤホンではなく。
だから時々、大きな声で赤ちゃんが泣いたりして、店中をドキッとさせている。
そういう人を注意するのかと思ったが、そんなふうでもない。
もしかしたら、記憶してる限りでは、埼玉には数限りなく訪れているが、呑むのは羊山公園の近くのそば屋で去年呑んだきりかもしれない。大宮では初めてだろう。
地域の違いなのか、店の違いなのか、興味深いなと思った次第だ。
この日の日替わりメニューがホワイトボードにあり、これも「第二」と共通のものもあればそうでないものもあった。
その中から一つ頼もう。
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牛すじ煮込み
ゼラチンたっぷりのやや甘い味付け。
こちらは白飯もあるわけですからそれをいただいてもいいでしょう。
かなりレベルの高い煮込みだと思いましたよ。 
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エビスの小瓶をいただく。
 
なぜ、もっと食べなかったのか。炒飯ぐらい行けよ!と言う内なる声もあったのですが、実はこのあと電車に乗って途中下車。王子で[山田屋]に寄ろうとの腹案。それで、胃袋にスペースを作っていたのだ。
実はあとになって、今日は土曜日なので、昼の店じまいが早く、間にあわない感じなのがわかってがっかりするのだが 、それは店を出た段階のことで。
上撰 270円
エビスビール 370円
冷奴 180円
わかめときゅうりの酢の物 280円
牛すじ煮込み 350円
計 1450円
ごちそうさまでした
 
スマホで検索すると、上野まで東北本線とか赤羽乗り換えの湘南新宿ラインとか、東海道利用とか、さまざまな提案をしてくれたののですが、この男の選んだのは、京浜東北線爆睡の旅。



調べてもその提案はなかったので時間はわからなかったのですが、端から端まで12時乗車で14時下車。きっちり2時間。
幸い折り返すこともなく、下車したのですが、土曜でなければ[山田屋]だったなあ、とか考えて、残念を抱えて、喫茶店でブレンド飲んで目を覚ましていたのでした。
 
[いづみや第二支店]
さいたま市大宮区大門町1-28
048-641-2881
9:30~22:00
不定休
 
[いづみや本店]
さいたま市大宮区大門町1-43
048-641-0211
10:00~22:15
不定休
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コメント

No title

同じモツ煮でも全然違うんですね~♪

No title

むか~し、一度、大宮⇒石川町の京浜東北を試行したんですが、起きたらまだ上野で断念した記憶があります(笑)。

お店のオバちゃんの差も興味深いですね~。
でも、何度も行くとまたそれも”味”なのかもですね・・・。

No title

メタボリさま。
わかります。気持ちとして遠いんですよね。
自分も王子赤羽、青砥に四つ木ならいけるんですが、津田沼や国分寺で飲もう、となると、ちょっと遠い気がする。

No title

蕎麦好きおやじさま。
はい、おやじさんの領地に入ったぞ!という感じでした。
主みたいなおっさんいますか。何とか次回再訪でも、出会わないことを、祈るばかりです。

No title

おん蔵さま。
店の雰囲気が違うと、味もかわるのではないか、と。
雰囲気も味も甘口の方がいいかな(笑)。

No title

チッタさま。
当方、王子~大船90分爆睡を散々やってきましたので、もう30分足すのはたやすかったです。

確かに、それもまた味ですね。そしてそれを味わっているうちに、馴染みとして厚遇されるのかもしれません。

No title

端から端までの大遠征ですね。お休みに日にお一人でここまで行っちゃうんですね。でも本店は大正解でしたね。記事を読ましていただいただけでもラブリーな雰囲気がたっぷりと伝わりました。よかった近くに無くて。(汗)

No title

やまぴょんさま。
はい、ひとりだから、どこでも行っちゃいます。
本店良かったです。
第二支店が近所にあったらどうしましょう。

No title

大宮は昨年末暮れに訪問して、また近いうちに行きたいなと思っています。
ここは駅近ですよね。
行ってみたいですね。

No title

呑み酒士さま。
この二軒面白かったです。
きちんとしたお酒を出す店も好きですが(昨今、日本酒の値段取りすぎの感もありますが)、よくわからない普通酒を古い大衆酒場で呑むのも好きなんです。
樽酒を飲ませる名古屋の[大甚]や大阪の[明治屋]、そして横浜や東京の古典酒場。

No title

大宮で呑むことは、ほとんどないだろうなあ・・・。
多分、赤羽で降りると思います(笑)

No title

ypさま。
京浜東北線ホッピーマラソンは🏃
大宮駅からでお願いします。

子どもが小さかったら、鉄博に連れていったなぁ~。

No title

榮冠は浦霞の所謂「普通酒」の模様です。今は蔵でのみ販売の模様。
違っていたらごめんなさいー。

No title

かりんとうさま。
ネットで調べると、梅錦がでてくるんですよね。
特撰上撰佳撰と3段階あるので、普通酒だけって言うのは違う感じですかねぇ。
今度いったら瓶見せてもらおう。
ただし、本店で(笑)。

No title

こんばんは。

榮冠はもしかしたら、山形県酒田市にある菊勇株式会社のお酒かもしれません。
下記サイトに榮冠という名前がついた日本酒が数種類掲載されていました。
もし間違っていたら、申し訳ありません。

http://www.kikuisami.co.jp/osusume.html

No title

浜雪さま。
貴重な情報ありがとうございます。ホームページ拝見しますと、ひとつのラベルがよく似ていた気もします。同じ上撰ですし。
また、行って突き止めてみます。
まあ、そこまでこだわらなくてもいいんですがね(笑)。

No title

おぉ!この店、行ったことあるんです!!
どっちだったかなぁ、本店だったような気が・・・
でも、適当なおばちゃんが店員だったのは
覚えているのですよね・・・

No title

ロッキーさま。
ありますか!
大宮降りたら、否が応でも目に入りますよね。
適当なおばちゃんなら、どっちなんでしょうねえ。

No title

大宮は親戚がいるのですが、もう30年以上行ってないですねぇ。
会社の知り合いもいて、いい店があるとは聞いてはいるのですが。帰りはそう面倒ではないですが、わざわざ行くのはちょっと。

No title

あるこりすとさま。
自分も、大宮に用がなければ、ちょっと。
なんせYahoo!の乗り換え案内だと新幹線を勧める距離ですからね。
でも、旅としては楽しいものでした。

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プロフィール

王子の狐

Author:王子の狐
Yahoo!からの引っ越しです。
現在は東京・神奈川での飲み食いの記事中心。
昼は人形町、夜はあちこちに出没しています。

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