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野毛通手形15その1 椿・無頼船・横浜すきずき

さて今日はちょっと精神的に参ってましての相変わらずの胃腸の不調であります。
ではそんな日は家でじっとしてろと言う意見もありますが、酒は憂いを払う玉箒ともいうぐらいですから、ちょっと夕方から出かけてくるわ、出かけておいでというわけです。6月25日の木曜のことです。
梅雨なのに雨がほとんど降らなくて、さわやかな夕方です。
どこにしようかと思い、近場となると…とそうだ「野毛通手形」だ、と思い桜木町に向かう次第です。

ここでご存じない方のために紹介すると、この手形、3枚つづりの金券を買って、それぞれの店で1~3枚提出で楽しむわけです。
では、あちこちで開かれる「ちょい呑みフェスティバル」と同じねというとそうなのですが、たいていのその手のイベントが2日間であるのに対して、これは6月1日から11月30日まで。
ということは残っても安心、また同じ店を季節ごとに使うのもOKという優れものなのです。
3枚1800円というのも、他のイベントよりも安いかな。
さらに、これは桜木町や日ノ出町のNEWDAYSやファミマ、スリーエフなどで販売しているのも便利です。ほら、スイカやクレジットカードでも買えるわけですから。
(追記:金券だからということでクレジットは使えませんでした)

とチケットを購入して歩いているのですが、歩きながら一つ言っておかなければならないのはこの主人公、かなり野菜が苦手であるということです(「怒り新党」の塙のナレーションのような感じで)。
特に茄子・ピーマン・隠元・オクラ・アスパラは5大敵のようなものであります。
じゃあ敵はどれぐらいいるのかというと、それは数えきれないほどで、まさに泥沼のゲリラ戦を戦っているのです。
それはただの食べず嫌いというよりも、食べると吐いたり気分が悪くなったりする、いわばアレルギーが半分あるのです。
と言っているうちに一軒目に着きました。
[椿]
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こちら去年にもお邪魔して、とてもそのCPの高さに満足した次第です。
ふつうは入りにくいな、と思う店も気楽に入れるのがこの手形のありがたさです。
ガラガラ。
カウンターに座っていた大将に「手形なんですけど」と言って入店。カウンターに腰かけます。
この時点でどなたもいませんでしたが、4人の宴会のセットがあること、あとで二人がテーブル席に来たことから、この後混むという感じでしょうか。
ここで一つ注釈しておかなければならないのは、店によっては「金・土曜使用不可」という制約があることです。
この安価なお客に長居されて、大事なお客さんが入れないのは困るわけです。
だから、まだご常連たちが来ない、早い時間に入ってサクッと帰る、これでウインウインな関係となるわけです。
むろんこちらはそんな制約はないんですがね。
「お酒にする? ビール?」
おなかを温めた方がいいと思いながら「ビール!」
こちらのグラスの薄さが好きなので、というと、微笑んでくださいました。
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瓶ビール
この中瓶、こちらではこれだけで500円ですから。いかにお得かというわけです。
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グラスの薄さを紹介しようとして、できてますかね。
これガラスですが、プラスチックより軽い。
持っていることを忘れてしまう、怖いグラスです。

で、大将がはいと、置かれた小鉢。
「…これ、なすびですよね、苦手なんです」
とご辞退申し上げると、大将怒りもせず(いや、怒ってるでしょうが)
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ネタケースの刺し身の柵を切って(でもこの鯛、デカいな)
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刺し身3点盛り
にしていただきました。鮪・鰹と何かの白身。
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前は玉子焼きの追加をいただきましたが、今日は無しにしましょうか。
テレビが何かの殺人事件を流していて「こんなのばかりで新聞やテレビニュースを見るのが嫌になる」というので意見が一致。
地方の豪雨のニュースを見たり、追剥のようなおやじ狩りのニュースなどが流れたりするたびに、二人で感想を言ったり嘆きあったりするわけです。
本当は、ここに根を下ろしてお酒飲みながら、湯豆腐だの酢の物だのをつまんでいたいのですが、今日はここまでにしましょう。
ごちそうさまでした
「また今度、手形じゃなしに来ますね」
「これから他の店も開くから、あっちゃこっちゃ行って下さい」
そうだ、大将は関西のご出身だった。「あっちゃこっちゃ」久しぶりに聞いたな。
手形を渡した時も両手で合掌しながら受け取る大将です。
やっぱりここはいいお店だなぁ。

あ、今日はすべて1枚のみの店を回ります。
[無頼船]
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こちらも自分が入ったときは先客なしでした。
カウンターに着席。これも「手形なんですけど」というのを忘れてはいけません。
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相変わらず、趣のある店です。
この中から選べと言われ…
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裏もありますか。
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では…
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ジントニック
「どこ行って来たの? 椿、ああ。何出した?」
「前に琴柑ちゃんの講談で来ました」と出自を明かすことは欠かせません。
「そうでしたか」
そこから入院中の歌丸師や米丸師の話などになり、さらに「うちの客でも落語好きが二人いるんだが、そいつ等自身の話はつまらん」と大滝秀治のCMのようです。
ここで脳天を直撃する事態が発生しました。
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はいと出されたこちら。
このピンボケぶりは動揺を表しています。
ピーマンの肉詰めです」
これを自分が座ってからマスターが作っておられたので、さっきのようなチェンジはまかりならんわけです。
左はポテトサラダですか。
ナントカ、ポテサラの助けを借りて口中に流し込みます。
しかし揚げてあることで、ピーマンの苦味が消えているのです。
「こうやって流しているCDもお金取られるんですよね」とジャスラックの話を振るとお酒を飲んでいるマスターの舌鋒は鋭くなり、ライブを開くとどんな曲があるのかを聞きに来て「その3曲が該当します」と言いに来る。じゃあ払うというと、まずは契約してください、契約は嫌だともめたとか、あのお金はちゃんと権利者に払っているのかとか、そんな話になっていくわけです。
むろん、マスターも著作権者に払うことを否定しているのではなく、集めたお金がどう流れているのか不明な点があるからなのです。
これを、相槌をうったり、話を進めたり振ったりしているのは、ひとえにピーマン肉詰めフライを少しずついただいているからです。
その間にも店内には丸山圭子「どうぞこのまま」とかシグナルの「二十歳のめぐり逢い」とが流れています。
ごちそうさまでした
「このあと玉ちゃん亭に行きな。俺からというとサービスしてくれるから」
ありがとうございます。
でもそちら手形2枚の店なのです。

おっと、これはいいと思った店は木曜休みですか。次回のお楽しみ。
では、こちらに。
「魚料理が旨い」とあるので大丈夫そうだ。
[横浜すきずき]
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この階段を上るわけですね。あれ、自分、野毛で2階で飲んだことあるかな。
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戸を開けると
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こんな感じのテーブルがいくつもあるのです。かなりの大箱。
大将が「なに呑む?」と聞いて「日本酒」と答えると
メニューのそこを開いて
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「え、選べるんですか」
「選べない(とこある)の?」
ではと阿櫻をとチョイス。
大将、瓶を持ってきてコップに注ぎ、
「これはちょっとしか残ってないから、試飲」
といって「阿櫻ヤマ~」と叫びます。
ありがとうございます。
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くどき上手 純米吟醸 (山形)
こちらは瓶は見せてもらえませんでした。
でもなみなみ入って、これで正価550円ですから、何とお得なイベントでしょう。
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丁度正面に店内の貼り紙を書くお姉さんが来ました。
書いている「長井の鯵250円」というのもすごいが、お姉さんなかなかの達筆です。
「お姉さん字、上手いね」と口の中で何回も練習します(笑)。
う~ん、魚にしては遅いな~と待っていると…
また脳天をガーンと撃たれることが起こりました。
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「はい、ナスの肉はさみ。これでセットね」
やはり半世紀に渡る行いの悪さでしょうか。
これもまたピンボケの画像なのであります。
イメージ 21
そのため、ちょっとアップで撮ってみました。
さっきのようなポテサラ援軍は求められない。かくなるは意を決して…あ、なかなか旨い!
レモンや中濃ソースの介添えを受け、何とかここも無事完食をしたのでした。
ごちそうさまでした

しかし、かなり今日の野毛通はヘビーだった(泣)。では帰りましょう。
「辛いことがあった」とメールすると、ありがたいことに迎車が来ました。

お気づきでしょうか。今日は3軒とも店主が男性でした(笑)。

[椿]
横浜市中区宮川町2-28
045-231-3929
17:00~23:00
日祝休

[無頼船]
横浜市中区野毛町1-46-3
045-241-2122
17:00~3:00
日曜休

[横浜すきずき]
横浜市中区野毛町2-77-1
045-231-0088
月~金17:00~0:30
土曜15:00~0:30
日曜13:00~23:30
無休
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コメント

No title

今年はお久しぶりに野毛通を楽しもうかと、川崎でも発展してこういう期間設定になってくれればなぁ~と思っております(^^ゞ

No title

こりゃまたお辛いことの連続で御愁傷様でございますm(__)m そういうときは葛飾の介護福祉士を呼ぶんですよ なんたって、野菜全部平らげてしまいますから(笑)のぶ

No title

ノブさま。
おっと、武蔵屋または浜とん経由の野毛通でしょうか。
ご同行できれば、ありがたいですね。
なんせ、2枚でうなぎの店もあるようですから、楽しんじゃって下さい。

No title

のぶさま。
今日は珍しく、カタカナノブさんが先のノブのぶ現象ですね。
うーん、お呼びしたいが、野菜を平らげるだけにとどまらず、また数日使い物にならない呑みになる気がします(爆)。

No title

野毛通行手形いいですねー。
これなら飲み過ぎることありませんね(笑)
この辛い出来事の連続は、日頃の行いですかね。

No title

楽しそうですね。(笑)何でも食べられるって有難いことだと思いました。通行手形が使いやすい人は羨ましいです。

No title

無頼船は一度行きました。
1軒目に行ってみたいですね~

No title

あれ?今週はお休みだったのですか?
しかし、こんな日もあるのですね。
通行手形だとお店の一押し料理が出てくるのでしょうけど、苦手なものが出てくるとは。
ご愁傷様でした。

No title

なんだか呪われてる

No title

mojitoさま。
追加でオーダーできますし(現金で)チケットも買い足せますから、やはりご自分の意志の問題か、と(笑)。
北海道、お気をつけて~。

No title

やまぴょんさま。
そうなんですよ~。
そばアレルギーとか、豆アレルギーとか、深刻な方もいらっしゃいますから、好き嫌い言ってるうちはだめですね。

No title

小太郎さま。
この日は口開けから、マスター飲んでましたから、客も一軒目でない方がちょうどかもしれません。

No title

ypさま。
ひとり呑みの醍醐味ですね(笑)。連れがいれば、パスできるんですが。
そうなんです。体調よければ遠征やご連絡も出来たんですが。

No title

ririさま。
完食した自分を褒めてあげたいですが、美味しそうな顔をしてなかっただろうな。

No title

こんにちは。

ピンボケの画像に、王子の狐さんの動揺ぶりがうかがえました。
今回つらかった分、次回はうれしい事がたくさんあるかと・・・(笑)

2枚で鰻のお店、気になります

No title

浜雪さま。
かなりの動揺ですね。
パンフレットで焼き鳥とかハムカツとか明示している店もあるんですが、半分ぐらいの店は書いてなくて。そりゃあそうで、いつくるかかわからないのに、数多く仕入れておけない。
うなぎの店、うな丼じゃなく、うな飯とあるのも、気になるところです。

No title

なんという羨ましい手形♪
小田原でもこんな手形あったら、即買うのに(^^♪

でも、狐さんに意外にも苦手な野菜が多いのに驚きました(笑)
っていうか、私も同じようなもんです(-_-;)
いちかばちかっていうメニュー。。。
これって運なのでせうか??(笑)

No title

ペンちゃんさま。
おそらく、かつてはオヤジの町、常連ばかりに思う飲み屋がおおく、しりすぼみになりそうな中での復興イベントだと思います。
まあ、この町には500以上の飲み屋があって、はしごが前提なのでできたイベントでしょうね。
ぜひ、一度お越しください。

No title

その日の多分同じ時間帯に、桐のや水産でひとり飲みしてました。
野毛通手形も持ってたので、椿行こうか考えてたとこでした。行ってたらお会いしましたね~o(^-^)o

No title

ゆりっぺさま。
おお、そうだったんですか!
桐のやの前は通ったんですがね。
無頼船は去年、なかなか良かったとおっしゃっていたのを思い出してのことだったんですよ。

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プロフィール

王子の狐

Author:王子の狐
Yahoo!からの引っ越しです。
現在は東京・神奈川での飲み食いの記事中心。
昼は人形町、夜はあちこちに出没しています。

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